BASF、内装機能部品向けの次世代構造材料を開発 低VOCで質の高い表面を実現

自動車内装の質の高い表面を可能にするウルトラミッド
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BASFは、質の高い表面を実現する自動車内装機能部品向けの表面強化用構造材料「ウルトラミッド SIグレード」2種を開発したと発表した。

近年、自動車業界では、快適な車内空間に対するニーズが高まり、部品の手触りや視覚的要素がこれまで以上に重要になってきた。これに伴い、BASFは、際立つ見た目の内装を実現する高品質かつ魅力的な表面用の材料を開発した。

ウルトラミッド SIグレードは、ポリアミド6をベースとしたガラス繊維強化タイプの表面強化用構造材料。VOC(揮発性有機化合物)超低排出で紫外線安定性が高く、ステアリングコラムレバーやアームレスト、カップホルダー、ドアハンドルなど、機能部品での使用に適している。

一般的な材料の表面でよく見られる、ガラス繊維の浮きをほぼ抑制。ガラス繊維の添加量を変えることで、中程度の剛性、あるいは超高剛性の部品製造に対応する。塗装不要で、さまざまな表面を持つ構造部品をひとつの工程で製造可能。部品の製造プロセスを短縮し、生産性向上に貢献する。

《纐纈敏也@DAYS》

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