「フリスビードッグ」を楽しむ…愛犬とスポーツ&アウトドア[リアニマル]

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ジャンプでキャッチすると高得点
  • ジャンプでキャッチすると高得点
  • 日本フリスビードッグ協会公認のフリスビー
  • フリスビードッグ競技でのエリアごとの得点
  • フリスビーを加えて疾走
  • 凛々しい表情
  • 頭上のディスクを見ながらキャッチに備える
  • ディスクをキャッチしたらすぐに飼い主さんのもとへ
  • 視線は空中のディスクにロックオン
7月25・26日、栃木県宇都宮市にある、ろまんちっく村にぎわい広場で「フリスビードッグ」の大会が行われた。

フリスビーを使って飼い主と愛犬のペアが得点を争うこの競技を主催するのは、「日本フリスビードッグ協会(JFA)」。1994年に設立された同協会は、年間のべ120日以上の大会を全国で行っている。フリスビーがあれば愛犬と楽しめるスポーツとして人気が高まり、現在の会員は6000名を超えるという。

◆フリスビードッグの歴史

協会によると、フリスビードッグの歴史は1974年にさかのぼる。アメリカ・シカゴの「ドジャーズスタジアム」でメジャーリーグの試合が行われていた日、7回と8回の間にアレックス・スタインという人物が愛犬アシュレイ・ウィペットを連れてグラウンドに乱入し、フリスビーをキャッチするパフォーマンスを演じたそうだ。

これが当時の「世界フリスビー協会」会長の目に留まり、競技として始まったという説が有力だそうだ。なお、スタイン氏は8分間にわたって愛犬とフリスビーを楽しんだ後、逮捕されたらしい。

◆ルール:基本は遠くに投げてキャッチ

飼い主と愛犬がペアを組み、決められたエリアの中に投げたフリスビーを愛犬がキャッチするこの競技は、「レディー・ゴー」のアナウンスで犬がスタートラインから走り出して始まる。飼い主はスタートライン後方に2つのコーンで設けられた「スローイングエリア」からフリスビーを投げ、それを愛犬がキャッチして4本脚がラインを超えた時点で得点となる。これを60秒間繰り返して得点の合計を競う。

フリスビーを投げるフィールドは左右の幅が23メートル、距離は52.5メートルに設定されている。スローイングエリアからの距離に応じて6つのエリアに分けられており、15メートルまではポイントは与えられないが、22.5メートルまでの「ゾーン1」でディスクをキャッチすると1点が与えられる。また、愛犬がジャンプして空中でキャッチしたと審判に認められると2点を獲得できる。

さらに、30メートルまでの「ゾーン2」では3または4ポイント、37.5メートルまでの「ゾーン3」では5~6、45メートルまでの「ゾーン4」では7~8、それ以上の「ゾーン5」では9~10ポイントが与えられる。ただし、「選手権」に組み込まれた競技の場合はゾーンによって幅が変わり、ゾーン5の場合は狭い所では幅が9メートルとなるため、高得点を狙うには投げる人間にパワーだけでなく正確性も要求される。

フリスビードッグ競技でのエリアごとの得点

◆どんな犬でも参加が可能

毎年秋には「ジャパンファイナル」が開催され、年間チャンピオンが決まる。これには、JFA会員とその登録犬のみが参加できる「公式シリーズ選手権」を筆頭に、一般も含めた女性選手により争われる「公式クイーンズ選手権」などのカテゴリーを戦い抜いた上位ペアが各地域から参戦する。また、体高45センチ以下の小型犬による「スモールドッグカップ」などのクラスもあり、犬種を問わず参加することができる。

フリスビードッグの楽しみ方は、こうした純粋な競技としてだけではないのも魅力の1つだ。7歳以上の犬が対象の「シニアドッグ大会」や大人と子どもなどがペアになって愛犬と参加する「ペア大会」も開催されている。さらに、小学生以下対象の「こども大会」や初心者向け、小型犬向けのカテゴリーなどもあるそうで、だれでも参加できるイベントが用意されている。

綺麗なジャンピングキャッチ

◆日本全国で開催される大会

JFA本部は新潟市にあるが、支部や公認クラブ、事務局が北海道から仙台・東京・千葉・富山・大阪・兵庫・奈良・三重・和歌山・福岡・長崎・大分にあり全国展開している。今年は新型コロナウィルスの影響で変則的なスケジュールとなっているが、秋に始まる通常のシーズンでは毎週末にどこかで大会が開かれている。関東周辺地域でも毎回およそ40~50ペアが参加し、多い時は100を超える場合もあるそうだ。

◆この日の会場「殿堂犬フェスタ IN 栃木宇都宮」

午前中は雨が降るあいにくの天候だったが、この日も合計で50組近くが参加し、熱戦が繰り広げられた。参加した犬たちは、9割以上がボーダーコリーだったが、ジャックラッセルテリアのほか、ラブラドール・レトリーバーや柴犬、コーギー、ニュージーランド・ヘディング・ドッグ(ニュージーランド原産の牧羊犬)などの出場もあり、それぞれの犬と飼い主がめいめいのスタイルで楽しんでいるのが印象的だった。



JFAによれば、この競技には犬に必要な「しつけ」が全て含まれているため、一般の飼い主にとってスポーツ以外にも役立つことがとても多いそうだ。愛犬と一緒に目標を持って楽しめるレジャーとして、また、絆をより深めるためのチャレンジとしてフリスビードッグにチャレンジしてみるのも良いかも知れない。

この日も多くの参加者が家族や友人同士でテントやテーブルセットなどを持参して参加しており、特に愛犬家のアウトドア好きにとっては注目のアクティビティだと感じた。

「フリスビードッグ」は愛犬と一緒にスポーツ&アウトドアを楽しめるアクティビティ

《石川徹》

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