自動車メーカー生産停止のあおりで部品メーカーが破産

東京商工リサーチは4月30日、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大による自動車メーカーの工場休止などの影響で、自動車部品メーカーの萬松が4月28日に東京地裁に破産を申請し同日、破産開始決定を受けたと発表した。負債総額は約18億円。

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東京商工リサーチは4月30日、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大による自動車メーカーの工場休止などの影響で、自動車部品メーカーの萬松が4月28日に東京地裁に破産を申請し同日、破産開始決定を受けたと発表した。負債総額は約18億円。

萬松は自動車用の灰皿、ドリンクホルダーなどプラスチック製品の加工を手掛けており、大手自動車メーカーグループとの取引実績がある自動車部品メーカーで、埼玉や大分に工場を持つほか、フィリピンやメキシコにも拠点を展開している。

ピークの2000年4月期は売上高51億円をの実績があったが、主力取引先からの受注が落ち込んでいたのに加え、今年に入ってから新型コロナウイルス感染拡大により自動車メーカーの工場が操業休止したことで、3月と4月の売上高が通常の3分の1まで落ち込んでいた。先行きの見通しも立たないことから破産を申請した。

《レスポンス編集部》

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