気になるニュース・気になる内幕。今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析する新聞ウォッチ。…………
今年は、大きな節目のある年だ。5月1日には「平成」から「令和」の新元号に改元され、祝賀ムードにあふれたが、それから5か月後の明日10月1日には、消費税率がいよいよ10%に上がる。消費増税に伴い、様々な制度や公定価格が変わり、経済活動も混乱しかねない。
きょうの各紙も「消費税あすら10%」の関連記事が目を引く。たとえば、10月1日に消費税が8%から10%へ引き上げられる前のラストサンデーは、大型家電を買い替えたり、日用品などをまとめ買いしたりする“駆け込み需要”が各地で目立ったという。一方で産経などによると「今回、消費者の行動は落ち着いている」との見方もあるようだ。
私も自宅の冷蔵庫が古くなったので買い替えようと、都内の家電量販店に出向いたが、受付カウンターは15人待ち。冷静に考えれば、10万円の商品でも2%アップということは2000円の負担増。しかもオープン価格の家電製品ならば、消費増税後の冷え込みで反動値下げやポイント還元の上乗せも予想される。気が短い性格もあり、この日はカウンターの列に並ばずに断念した。
もっとも、「売り手」側は、食料品などの税率を8%に据え置く軽減税率制度の導入や税率を引き上げるタイミングがまちまちで混乱は避けられないようだ。
きょうの日経が一覧表でまとめているが、記事によると、鉄道運賃や電気やガスといった公共料金など値上げされるものも多く、税率を引き上げるタイミングとしては、JR東日本では、きょうの深夜で日付をまたぐ電車の切符は8%のまま。タクシーも、営業所に戻るまでは日付が変わっても8%。高速道路では、日付変更時までに料金所入り口を通過すれば8%としているが、それもカウントダウンの最終日の話。あすからは大半が消費税10%に上がるわけで、家計には負担増となる。
2019年9月30日付
●消費税あす10%(読売・1面)
●スペースX試作宇宙船、100人乗り繰り返し使用可能(読売・2面)
●金品受領他電力調査へ、経産省、関電問題受け(毎日・1面)
●日本金星から一夜、主将「勝てる自信が勝因」(読売・25面)
●空飛ぶクルマ有人実験、スカイドライブ、年内に、世界の新興勢実用競う(日経・11面)
●物流革命、ドローンや無人配送ロボ活用、運転手不足や新技術で解決(日経・29面)