PSAグループ(PSA Group)は7月24日、2019年上半期(1~6月)の決算を発表した。
同社の発表によると、グループ全体の上半期の売上高は、383億4000万ユーロ(約4兆6175億円)。前年同期の385億9500万ユーロに対して、0.7%減とマイナスに転じた。
一方、上半期の営業利益は、33億3800万ユーロ(約4020億円)。前年同期の30億1700万ユーロに対して、10.6%の増益を達成している。
2桁の増益となったのは、為替レートの逆風の中で、商品ラインナップのさらなる充実やコスト削減を図ったことによるもの。また、グループ全体の383億4000万ユーロの売上高のうち、本業の自動車事業の売上高(中国合弁事業を含む)は、303億7800万ユーロ(約3兆6585億円)。前年同期比は1.1%減だった。
PSAグループ取締役会のカルロス・タバレス会長は、「戦略的計画の実行に重点を置いたおかげで、上半期は強力なフリーキャッシュフローと営業利益率を達成した。 電動化の準備が整い、次世代技術を導入する用意ができている」と述べている。