日本時間23日午後10時30分(現地時間23日午後3時30分)、ニュルブルクリンク24時間レースが終了した。総合優勝はアウディ。スバルはクラス優勝に加え総合19位と格上キラーぶりを見せつけた。
今年のニュル24時間レース。予選で1位、2位を獲得したのはメルセデスAMG「GT3」の2号車、48号車。3位にポルシェ911「GT3 R」の911号車、さらにアウディ「R8 LMS」の4号車が続くスタート順だった。
レース序盤はメルセデスAMG勢が順調にラップを重ねていたが、ナイトセクションに入り、それまでトップだった2号車が周回遅れの車両と接触しピットイン後にリタイヤ。変わってトップをキープした48号車も90号車トヨタ「GRスープラ」との接触でトップ争いから脱落。今年のニュルの魔物はメルセデスを選んだようだ。
メルセデスAMG勢は2号車を失いながらも3号車が追い上げを図ったが、ひそかにチャンスをうかがっていたアウディR8 LMS勢が追い上げ、911号車ポルシェを脅かし、残り2時間というところで4号車アウディがトップに立った。911号車ポルシェ、3号車メルセデスAMGが追うもののアウディが逃げ切った。
日本勢の主なリザルトは、45号車の日産「GT-R」が10位。88号車のスバル「WRX STI」が19位(クラス優勝)。モリゾウ選手(=豊田章男社長)もドライバーを務めた90号車のGRスープラが44位。
日産のKONDOレーシングは初挑戦のニュルトップカテゴリーでの参戦でいきなりトップ10に入る結果を残した。
スバルはSP3Tという2000cc以下のクラスならが終始安定した走りを見せ、SP9など総合優勝を争うクラスの車両にまざって総合19位という快挙を成し遂げた。