博報堂DYメディアパートナーズとデジタル・アドバイタイジング・コンソーシアム(DAC)は共同で、特定領域における専門的な情報に特化したウェブメディア(=バーティカルメディア)と協業し、業種特化型マーケティング・ソリューション「カテゴリーワークス」の開発を開始する。マーケティング戦略立案からターゲットの送客まで一気通貫で実現する。博報堂DYメディアパートナーズとDACが16日に発表した。
スマートフォンの普及により、生活者の情報行動が複雑化し、企業がターゲット消費者のニーズを精緻に捉え、適切なメッセージを発信することの重要性が増している。一方、生活者が商品やサービスを比較検討する際の情報収集において、専門的な情報が掲載されたバーティカルメディアを利用する機会が増えている。各メディアは質の高いコンテンツを大量に保有するだけでなく、購買意欲の高いオーディエンスを多く集めている。
「カテゴリーワークス」は、博報堂DYグループのマーケティングデータ基盤「生活者DMP(データ・マネジメント・プラットフォーム)」と、各バーティカルメディアが保有するオーディエンスデータとを連携し、潜在顧客のニーズを捉え、ターゲットに適切なメッセージングをな行うことで、顧客創造から獲得までを実現するソリューションだ。「カテゴリーワークス」の3つの機能は、(1)市場把握~マーケティング戦略立案、(2)コンテンツ制作・クリエイティブ開発、(3)メディアプラニング・広告配信、となる。
博報堂DYメディアパートナーズは、今後「自動車」「旅行」「ゲーム」「エンターテインメント」など、多様な領域においてバーティカルメディアとの協業を拡大し、各メディアのコンテンツやオーディエンスデータの高付加価値化を推進していく。