山陽自動車道を逆走して大型トラックと衝突、乗用車の運転者が重体

自動車 社会 社会

山陽自動車道を逆走していた乗用車と、順走してきた大型トラックが正面衝突した。目撃情報から乗用車は約5kmに渡って逆走していたとみられるが、運転者は事故によって意識不明の重体となっている。

☆☆☆

7日午前4時55分ごろ、兵庫県赤穂市内の山陽自動車道上り線を乗用車が逆走。順走してきた大型トラックと正面衝突する事故が起きた。この事故で逆走車の運転者が意識不明の重体。トラック運転者も負傷している。

兵庫県警・高速隊によると、乗用車は山陽自動車道の上り線を少なくとも約5kmに渡って逆走。赤穂市大津付近(片側2車線の緩やかなカーブ)を走行していたところ、第2車線を順走してきた大型トラックと正面衝突した。

衝突によって乗用車は中破。運転していた岡山県倉敷市内に在住する34歳の男性は近くの病院へ収容されたが、頭部強打などが原因で意識不明の重体。トラックを運転していた46歳の男性も打撲などの軽傷を負っているが、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)容疑で事情を聞いている。

事故の直前、警察には「逆走しているクルマを見た」という通報が相次いでいたという。警察では逆走開始地点の特定を急ぐとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。

☆☆☆

逆走車に関した通報は約10件が寄せられており、警察が確認するための準備を進めていたところ、衝突事故が起きてしまった。

事故によって重体となった運転者は30歳代と年齢的には若く、警察では進路誤りだけでなく、自傷を目論んだ故意による逆走の可能性も視野に入れながら調べを進めている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース