国土交通省は、昨年に発覚した三菱自動車の燃費不正事件を受けて道路運送車両の保安基準を一部改正する。
道路運送車両法や道路運送車両の保安基準には、自動車の燃費について規定されておらず、法令上は自動車の保安基準適合性審査では確認することになっていない。
一方で、燃費は自動車の主要諸元として重要性が増しており、燃費に関する不正行為を抑制して燃費の真正性を確保するため、燃費に関する基準を定める規定を保安基準に追加する。
具体的には道路運送車両の保安基準に「自動車の燃費及び電費について一定の方法による測定しなければならない」ことを制定する。
12月に公布・施行する予定。