大和自動車交通は、東京四社営業委員会から除名されていた件で、和解したと発表した。
同社と日本交通、国際自動車、帝都自動車は、東京四社営業委員会を構成して共通のタクシーチケットなどを発券していた。
今年2月、大和自動車を除く3社は、大和自動車が東京無線協同組合と業務提携したことから、同委員会から除名すると通告した。大和自動車は同委員会の地位にあるとして東京地方裁判所に申した立てていた。
今回、3社は大和自動車の除名するとの意思を撤回し、大和自動車が同委員会の組合員の地位にあることを確認。大和自動車と東京無線と、タクシーチケット業務、スマートフォン向けタクシー配車アプリの運営業務とタクシー無線配車業務の統合のうち、スマホ向けタクシー配車アプリ運営の業務統合に異議を述べない。
大和自動車は2020年3月末まで、東京無線との間で車色の統一や屋外灯の統一を伴わないタクシーチケット業務、タクシー無線配車業務を行わない。
さらに同委員会は車色の統一や屋外灯の統一を伴わないタクシーチケット業務、タクシー無線配車業務の他社との統合、同委員会との間で競業となる提携は総会決議事項にするよう会則を変更する。
これらのことで4社は和解した。