運転中に起こる「ヒヤリ・ハット」 その原因とは?

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【意識調査】運転中に起こる「ヒヤリ・ハット」 その原因とは?
  • 【意識調査】運転中に起こる「ヒヤリ・ハット」 その原因とは?
  • クルマの運転をする人なら誰しもが経験するであろう、運転中のヒヤッとする瞬間
  • ヒヤッとした時の原因
  • 免許取得年数別「ブレーキとアクセルの踏み間違い」でヒヤッとした割合
  • 免許取得年数別「眠気」でヒヤッとした割合
  • 自身の考える運転限度年齢
  • 年代別、自身の考える運転限度年齢
  • 【意識調査】運転中に起こる「ヒヤリ・ハット」 その原因とは?

クルマの運転をする人なら誰しもが経験するであろう、運転中の「ヒヤリハット」の瞬間。最近では、ブレーキとアクセルの踏み間違えによる事故が社会問題になっているが、そんな中、クルマの運転に関するアンケートで、興味深い結果が発表されたので紹介したい。

コインパーキングやカーシェアリングの運営で知られる、パーク24(本社:東京都千代田区、社長:西川光一)は、ドライバー向け会員制サービス「タイムズクラブ」※の会員を対象に「運転中にヒヤッとした経験」についてのアンケート実施した。パーク24では、毎月9日に、クルマの運転や交通に関するアンケートの調査結果を発表しているが、今回実施したアンケート結果の詳細は以下の通りだ。

1. 9割以上が運転中にヒヤッとした経験あり

クルマを運転中にヒヤッとした経験がある人は、実に全体の96%に上る結果となった。年代、性別、居住地や運転頻度、免許取得年数による大きな違いはなく、クルマを運転したことがあれば、何かしらヒヤッとした経験をしているようだ。


2. 運転中にヒヤッとした経験の71%が「急な飛び出し」

「どんな時にヒヤッとしたか」を聞いたところ、「急な飛び出し」が71%、次いで「前のクルマの急ブレーキ」が42%となり、予測が難しい第三者の急な動きによって多くの人がヒヤッとを経験していることがわかった。


エリア別では、「クルマのスリップ」に地域特性が顕著に表れ、北海道が49%と半数近い人が経験していて、北陸36%、北信越が32%となり、その他地域に比べ高かった。

免許取得年数別でみると、「ブレーキとアクセルの踏み間違い」が1年未満は21%であるのに対して、1年以上5年未満は14%に減少していることから、1年でも運転経験を積むことで操作ミスによるヒヤッとが減少していくことが分かる。一方で、5年以上の運転経験を積むと、「眠気」によるヒヤッとが3割を超えることから、運転に対する慣れや緊張感の緩みが影響していると推測ができる。



3. 自身の考える運転限度年齢は、「70歳以下」とする人が6割以上

「自身で何歳まで運転ができると思うか」という問いには、6割以上が「70歳以下」と回答。一番多かった年齢層は「66歳~70歳」の32%、次いで「71歳~75歳」が20%、「61歳~65歳」が19%となり、年を重ねた際の運転に対する不安が高まってきているようだ。


回答者を年代別でみると、「71歳以上」でも運転できると回答する人が20代以下は約2割となる一方で、「60歳以上」の人は約8割となった。性別でみると「71歳以上」でも運転できると回答する人の割合は、男性よりも女性の方が多く、世代や性別によって傾向に差が出た。なお、警察庁のデータでは、平成28年度中の申請による65歳以上の運転免許の取り消し件数は、前年比20%増の345,313件で、その数は年々増加傾向にある。


運転中にヒヤッとした経験の多くは、自身の運転操作によらない第三者の急な行動が原因なので、予想外の事態が発生した場合でも対応できるように車間距離をとったり、視野を広くしたりするなどのゆとりが大切と言える。また、ヒヤッとの原因である「ペダルの踏み間違い」や「眠気」は重大事故につながる危険性があることから、運転の際には十分注意したいところだ。最近では、自動ブレーキが装着されたクルマや、後付けで踏み間違いを防止したり、居眠りを感知する装置なども発売されているので、そういったモノも合わせて利用するのも良いかもしれない。

※入会金・年会費無料の会員制サービス。タイムズ駐車場やタイムズカープラスの利用等でポイントがたまる他、会員限定サービス等を提供。会員数約629万人(2017年5月末現在)

■調査概要
調査対象:タイムズクラブ会員
(2015年12月5日以降に入会し、直近でタイムズ駐車場・タイムズカープラス・タイムズカーレンタルを利用された方)
調査方法:非公開型インターネットアンケート
調査期間:2016年12月5日~2016年12月11日
有効回答者数:8,860名

【意識調査】運転中に起こる「ヒヤリ・ハット」 その原因とは?

《カーケアプラス編集部》

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