集中工事の名神高速道で多重衝突、軽乗用車が大破して3人が死傷

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18日午後2時20分ごろ、愛知県一宮市内の名神高速道路上り線で、渋滞中の車列に対して後ろから進行してきた中型トラックが追突。車両5台が関係する多重衝突に発展した。この事故で車列最後部の軽乗用車が大破。乗っていた3人が死傷している。

愛知県警・高速隊によると、現場は一宮市西萩原付近で片側2車線の直線区間。当時は集中工事のために第2車線の通行が規制されており、約1kmにわたる渋滞が発生していたが、中型トラックは減速しないまま進行。車列最後部の軽乗用車に追突するとともに、前方のクルマも巻き込み、車両5台が関係する多重衝突に発展した。

この事故で最後部の軽乗用車は大破。同乗していた90歳の男性と88歳の女性が全身強打でまもなく死亡。運転していた67歳の男性も頭部強打の重傷を負った。トラックを運転していた春日井市内に在住する45歳の男も胸部骨折の重傷を負ったが、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)の現行犯で逮捕。2人死亡後は容疑を同致死傷に切り替えるとともに、加療の必要性から一旦釈放している。

現場は見通しの良い区間。警察では前方不注視が事故につながったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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