サン・オートグループの西尾張三菱自動車販売(本社・愛知県一宮市)は「キャンピングカーショー2017」に『デリカD:5』と『デリカD:3』をベースにした2台のキャンピンカーを展示した。いずれも同社オリジナルで全国から注文が相次いでいるという。
「新車を売るために付加価値を付けてやっていますが、ほとんどがオリジナルでうちにしかできないことをやっています。これができるのも知識やノウハウ、協力してくれる工場があるからで、ほかの三菱ディーラーでは難しいと思います」と同社関係者は説明する。
ちなみに今回披露したD:5は、走行自動充電システム付きのサブバッテリーをはじめ、ソーラーパネル、専用のシート・テーブル・ベッドキット、1列目回転シート、サイドステップなどが付いて、車両価格込みで520万円。その周りには終始人が集まり、なかをのぞき込む姿が目立った。
「全国から問い合わせや注文が相次いでいます。ほとんどがメールでのやりとりで、今年はこれまで群馬、福岡、四国のお客さまにも車を届けました。そのときに初めてお客さまと会いました」と同社関係者。その改造費も100万円以上使うユーザーが多く、ほとんどが500万円を超えているそうだ。
三菱系のディーラーは昨年の燃費不正問題で厳しい状況にあると言われているが、この西尾張三菱自動車は別のようだ。ちなみに同社が属しているサン・オートグループはほかに、BMW、ミニ、ランドローバーとフォルクスワーゲンを販売する3社と、自動車学校も経営している。