ホンダの八郷隆弘社長は1月5日に都内で開かれた自動車工業団体賀詞交歓会で報道陣の囲み取材に応じ2017年の見通しについて「薄曇り」としながらも、「北米と中国中心に新しいクルマも用意しているので、これに向かってチャンスかなと思っている」と述べた。
17年を薄曇りとしたことについて八郷社長は「まだまだ北米、ヨーロッパ、中国という市場がどうなるか少し見えないところがある。ただ基本的な需要はあるので、遠くに太陽があって、その前の雲がなくなればいいなと思っている」と説明した。
また自社の動向に関しては「我々は北米と中国中心に新しいクルマも用意しているので、これに向かってチャンスかなと思っている」とする一方で、「思ったよりも経済の発展が無いと、とくに中国では小型車の駆け込みもあったし、(小型車)減税は維持するといっても増税の部分はある。アメリカもガソリン価格がどうなるかで、ライトラックと乗用車が動くところがでる。我々はリスクへの対応はするが、なかなかすぐ簡単に乗用車からライトトラックへということはできないので、その辺はリスクかなと思う」と話した。