徒歩で道路横断の高齢女性、タクシーにはねられて死亡

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4日午後6時ごろ、宮崎県延岡市内の市道で、徒歩で道路を横断していた89歳の女性に対し、交差進行してきたタクシーが衝突する事故が起きた。女性は収容先の病院で死亡。警察はタクシーの運転者から事情を聞いている。

宮崎県警・延岡署によると、現場は延岡市別府町付近で片側1車線の直線区間。横断歩道や信号機は設置されていない。89歳の女性は徒歩で道路を横断していたところ、交差進行してきたタクシーにはねられた。

女性は近くの病院へ収容されたが、腰部などの強打が原因で約6時間30分後に死亡。タクシーを運転していた66歳の男性にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)容疑で事情を聞いている。

現場は見通しの良い区間。運転者の男性は聴取に対して「横断者の発見が遅れ、ブレーキが間に合わなかった」などと供述しているようだ。警察では双方の安全確認に怠りがあったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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