三菱航空機は、MRJ(三菱リージョナルジェット)が米国での飛行試験に向けて7月末以降、米国・ワシントン州へ向けて出発すると発表した。
MRJの開発状況によると5月31日、飛行試験機2号機が初飛行した。赤いラインが特徴の2号機は、午前10時04分に名古屋空港を離陸して太平洋上空約8400mへ向かい、最高速度約460km/hで、基本的な飛行特性を確認する、約130分間のフライトに成功。
2号機は今後、機体の性能確認を目的に、飛行試験を重ねていく予定。
また、1号機は約1カ月の計画改修を終えて5月13日から飛行試験を再開している。2機体制となった飛行試験では、今後、1日複数回のフライトも実施していく計画で、MRJの開発は順調に進ちょくしているとしている。