LINEのやり取りに夢中で信号無視、ひき逃げ容疑で男を逮捕

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23日午前8時ごろ、三重県津市内の市道で、徒歩で横断歩道を渡っていた9歳の男児に対し、信号を無視して交差進行してきた乗用車が衝突する事故が起きた。男児は重傷。クルマは逃走したが、警察は後に23歳の男をひき逃げ容疑で逮捕している。

三重県警・津署によると、現場は津市白塚町付近で片側1車線の直線区間。交差点には横断歩道と信号機が設置されている。9歳の男児は登校中で、青信号に従って横断歩道を渡っていたところ、赤信号を無視して交差進行してきた乗用車にはねられた。

男児は足を骨折するなどの重傷を負ったが、クルマはそのまま逃走。警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始。目撃されたナンバーから車両を特定し、クルマを使用していた同市内に在住する23歳の男を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。

逮捕された男は運転中にスマートフォンのアプリ(LINE)を使いながら走行していたとみられ、聴取に対しては「ケータイでのやり取りに気を取られ、信号を見落とした」などと供述しているようだ。また、容疑車両は修理工場に持ち込まれており、警察では証拠隠滅を図ろうとした疑いがあるとみて、男を厳しく追及するとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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