アクサ損害保険が発表した2016年3月期(2015年4月~2016年3月)の連結決算は、純利益が前期比71.5%減の7億3800万円となった。
主力の自動車保険を中心に保有契約件数の増加などにより、契約者から直接受け取った保険料である「元受正味保険料」は同7.3%増の493億円となった。正味収入保険料は自動車保険の特約比例再保険の出再率の引き下げにより出再保険料が減少した結果、同22.0%増の434億8600万円となった。
経常利益は、自動車保険の特約比例再保険の出再率の引き下げによる出再手数料等の減少および、保険契約準備金の増加等により保険引受利益が減少したことが主因となり、同62.7%減の10億8600万円。四半期純利益は同71.5%減の7億3800万円となった。
保有契約件数の増加に伴い正味支払保険金は増加したものの、正味収入保険料の増加により 正味損害率は同5.3ポイントマイナスの58.3%。正味事業費率は、主に人件費、広告費の増加および出再手数料の減少により2.2ポイント上昇し24.1%となった。