東洋ゴム工業は5月13日、2016年1-3月期(第1四半期)の連結決算を発表した。
それによると、売上高953億2900万円(-0.6%)、営業利益119億6800万円(-5.1%)、経常利益は97億9300万円(-8.1%)、四半期純損益は6100万円の黒字(前年同期は30億6300万円の赤字)となった。
主力のタイヤ事業では、新車用タイヤが国内外で販売量、売上高ともに前年同期を上回った。市販用タイヤは販売量は前年同期を上回ったが売上高は前年並みとなった。
全体では売上高はほぼ前年並み、営業利益は5.1%の減益。免震ゴム問題に関連して製品補償対策費および製品補償引当金繰入額92億1800万円を特別損失として計上したことで、四半期純損益は黒字にこそ転換したが、6100万円にとどまった。
通期業績見通しは、当四半期に特別損失を計上したことに加え、為替が円高に推移すると想定を置き直したことで下方修正。売上高4050億円(前回予想比150億円減)、営業利益520億円(同30億円減)、経常利益は455億円(同55億円減)、純利益は240億円(同60億円減)とした。