日産自動車の海外向け高級車ブランド、インフィニティは5月3日、4月の米国新車販売の結果を公表した。総販売台数は1万0432台。前年同月比は4.5%増と、2か月連続で前年実績を上回った。
セダン系では、主力の『Q50』(日本名:日産『スカイライン』)が3670台を売り上げ、前年同月比は22.7%増と、2か月連続のプラス。『Q70』(日本名:日産『フーガ』)は、前年同月比28.3%減の547台と、大幅な減少が続く。モデル末期の『Q60』(日本名:日産『スカイラインクーペ』)も、75.2%減の94台にとどまる。
SUVでは、『QX60』が3311台を売り上げ、前年同月比は17%増と、2か月連続で増加。『QX50』(日本名:『スカイラインクロスオーバー』)は、改良新型モデル投入の効果で、前年実績のおよそ7.5倍の1401台と大幅増を保つ。
また、最上級クロスオーバー車の『QX70』は、前年同月比16.5%減の364台と、マイナスに転じた。最上級SUVの『QX80』は、1.6%増の1041台と回復する。
インフィニティの2016年1‐4月米国新車販売は、前年同期比1.7%減の4万3092台。その内訳は、乗用車が24.2%減の1万8193台、ライトトラック(SUV)が25.6%増の2万4889台。SUVが牽引役を果たしている。