高齢男性をひき逃げ、タクシー運転手逮捕

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17日午後10時30分ごろ、兵庫県尼崎市内の市道で、自転車に乗って横断歩道を渡っていた際に転倒した70歳代とみられる男性に対し、進行してきたタクシーが衝突する事故が起きた。男性は死亡。タクシーは逃走したが、警察は後に運転者を逮捕している。

兵庫県警・尼崎東署によると、現場は尼崎市潮江1丁目付近で片側2車線の直線区間。交差点には横断歩道と信号機が設置されている。70歳代とみられる男性は自転車に乗って横断歩道を渡っている最中に転倒。路上へ投げ出されたところ、直後に進行してきたタクシーにはねられた。

男性は約200mに渡ってひきずられ、全身を強打。近くの病院へ収容されたが、翌18日に未明に死亡した。

タクシーはそのまま逃走したことから、警察は重傷ひき逃げ事件として捜査を開始したが、事故から約1時間後に現場へ戻ってきた66歳の男が事故に関与していたことか判明し、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

聴取に対して男は「何かに乗り上げた気がしたのでドアを開けて確認したが何もなかった。人をはねたとは思わなかった」などと供述。ひき逃げへの関与を否認しているようだ。警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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