18日午後1時50分ごろ、新潟県柏崎市内の北陸自動車道下り線を乗用車が逆走。順走してきた別の乗用車と正面衝突する事故が起きた。この事故で双方の4人が負傷。警察は逆走車を運転していた80歳代の男性から事情を聞いている。
新潟県警・高速隊によると、現場は柏崎市上輪付近で片側2車線の直線区間。新潟市内に在住する80歳代の男性が運転する乗用車は第2車線を逆走。順走してきた別の乗用車と正面衝突した。
衝突によって双方のクルマが中破。順走側のクルマに乗っていた男性3人と、逆走車の運転者が打撲などの軽傷を負い、近くの病院へ収容されている。
逆走車は米山インターチェンジ(IC)から北陸道に入ったが、隣接するサービスエリア(SA)を通り抜け、そのまま本線へ進入したとみられる。ICからSAへの通り抜けは禁止されているという。事故の直前から「逆走車がゆっくりとした速度で走っている」との通報が相次いでいた。逆走の距離は約5kmだった。
聴取に対して男性は「高速道路を使って自宅に帰ろうとしていた」などと供述しているようだ。警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。