交通マナーの指導員、事故の弾みで突っ込んできたクルマにはねられ死亡

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14日午後6時ごろ、福井県福井市内の国道416号で、交差点を右折しようとしていた軽乗用車と、対向車線を直進していた乗用車が衝突。乗用車が歩道に乗り上げ、交通マナーを指導していたボランティアの男性をはねる事故が起きた。

福井県警・福井署によると、現場は福井市高屋町付近で片側2車線の直線区間。交差点には信号機が設置されている。軽乗用車は交差点を右折しようとしていたが、対向車線側を直進してきた乗用車と衝突。乗用車は弾みで道路左側の歩道に乗り上げ、交通マナーを指導するボランティア活動を行っていた57歳の男性を直撃した。

男性は近くの病院へ収容されたが、全身強打が原因で約3時間後に死亡。警察は乗用車を運転していた同市内に在住する30歳の男性と、軽乗用車の運転者から自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)容疑で事情を聞いている。

死亡した男性は福井市交通安全協会の交通監視員で、事故当日は交通事故ゼロを呼びかける活動に参加していた。警察では双方の車両側に安全確認の怠りがあったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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