油井宇宙飛行士、日本実験棟「きぼう」に小動物飼育装置を設置

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MHUをCBEFに取り付ける油井宇宙飛行士
  • MHUをCBEFに取り付ける油井宇宙飛行士
  • 細胞培養装置の構成
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、油井亀美也宇宙飛行士が、国際宇宙ステーションでの活動状況を公表した。

油井宇宙飛行士は、細胞培養装置(CBEF)の設定作業を継続した。小動物飼育装置(MHU)を「きぼう」日本実験棟に設置するための準備作業で、人工重力培養室のドアを新型のドアに交換し、各種センサやケーブルを取り付ける作業を行った。

また、油井宇宙飛行士は、「きぼう」日本実験棟の船内実験室で、多目的実験ラック2を点検する作業を行った。実験装置を搭載するワークボリュームなどの装置を構成する各機器に、電力が供給されていることの確認作業を完了した。

CBEFは、宇宙環境でライフサイエンス実験を行うための実験装置で、「きぼう」日本実験棟船内実験室の細胞実験ラックに搭載されている。CBEFには微小重力の培養室と、回転テーブルにより重力を制御できる人工重力培養室のふたつがあり、MHUはそれぞれの培養室に取り付ける。これにより、微小重力環境と重力がある環境での比較対照実験を行う。

一方、油井宇宙飛行士は、NASA(米航空宇宙局)のチェル・リングリン宇宙飛行士とともに、宇宙ステーション補給機「こうのとり」5号機(HTV5)で国際宇宙ステーション(ISS)に届けられた物資を、「こうのとり」5号機からISS船内に移送する作業を3時間かけて行った。

このほか、短期滞在ミッション中に計画されている内皮細胞の実験に備えて、Kubikと呼ばれる培養室や冷蔵庫として利用する小型の装置を準備した。この実験により、培養された内皮細胞が宇宙飛行によってどの様な反応を起こすか理解が深まると考えられている。

その後、「きぼう」船内実験室で、MHUをCBEFの培養室に取り付ける作業も行った。
《レスポンス編集部》

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