「バスよりもトラックに」シングルタイヤ X one とマッチする車種は“売上直結型”

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長野県松本市のアルプス運輸建設で公開されたミシュラン『X one』装着実例
  • 長野県松本市のアルプス運輸建設で公開されたミシュラン『X one』装着実例
  • シングル化により、従来の複輪タイプよりタイヤの出っ張りが減少するという
  • 右から日本ミシュランタイヤ・トラックバスタイヤ事業部マネージャーの秋田修氏、アルプス運輸建設・代表取締役社長の上嶋金司氏、信州輸入タイヤの市瀬淳一郎氏
  • 長野県松本市のアルプス運輸建設で公開されたミシュラン『X one』装着実例
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  • 長野県松本市のアルプス運輸建設で公開されたミシュラン『X one』装着実例
  • 長野県松本市のアルプス運輸建設で公開されたミシュラン『X one』装着実例

長野県松本市のアルプス運輸建設で公開された日本ミシュランタイヤ「X one」装着版 日野『プロフィア』。シングルタイヤの需要について同社は「バスよりもトラックにメリットがある」と強調した。「積載量が売上に直結するクルマにX oneが貢献する」という。

従来の複輪(ダブルタイヤ)から、このシングルタイヤに変えることで、1軸あたり100kgの軽量化が図られる。「2軸で200kg軽くなるので、そのぶん積載量を増やせる」(アルプス運輸建設)という。X oneは、2007年にタンクローリーに採用されたのを皮切りに、カーゴやダンプなどにも次々と採用されるようになった。

シングルタイヤのメリットは、低燃費性やパンク率低減などのほかに、車両設計の“幅”を広げることにも貢献するという。日本ミシュランタイヤ「輪距の拡大による転覆限界性能の向上、タイヤ間の幅拡大でトレーラーの低重心化、フレーム幅の拡大による車両設計の可能性の拡大などが期待できる」と話す。

また、同社は「貨物以外の、たとえば路線バスや高速バスなどへの採用はどうか? と問われると、実績はまだ少ない。積載量が売上に直結するトラックなどに本領を発揮するX oneだから、『座席数をできるだけ増やして、かつ常に満席で走らせたい』というニーズが少ないバス会社などには検討機会があまりない」とも話していた。

《レスポンス編集部》

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