フィンランドのフラッグキャリア、フィンエアーは6月10日、拠点のヘルシンキ空港における一部のアナウンスを中止すると発表した。
今月から中止となるのは、旅客ターミナルに流れるフライト情報と利用者へのアナウンス。ただし、緊急事態を知らせるアナウンス、出発ゲートとその付近でのアナウンスは継続となる。
新しい取り組みのスタートは、航空会社と空港による「静かな空港プロジェクト」と関連している。プロジェクトの目的は、待合エリアにおける快適性の向上、旅のストレスの軽減。目標はアナウンス減少により、ターミナル内の騒音を最小限に抑え、急かされる感覚を取り除くこと。
フィンエアーは利用者に対し、ターミナル内の発着案内表示板を確認、あるいはモバイル端末・PCを活用し、フライト予定や出発ゲートをチェックするように呼び掛けている。通常、搭乗は出発予定時刻の30~60分前から始まり、フィンエアーの場合、ゲートは出発15分前に閉鎖される。