交通整理の警備員をひき逃げ、82歳の男を逮捕

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2日午前8時15分ごろ、宮崎県日向市内の県道で、交通整理を行っていた62歳の男性警備員に対し、停止指示を無視した軽トラックが衝突する事故が起きた。男性は死亡。クルマは逃走したが、警察は後に82歳の男をひき逃げ容疑で逮捕している。

宮崎県警・日向署によると、現場は日向市財光寺付近で片側1車線の直線区間。事故当時は路上駐車していたトラックから重機を降ろし、近くの工事現場へ移動させる作業が行われており、62歳の男性警備員は交通整理を実施していたところ、軽トラックが停止指示を無視して進行。そのまま路上に立っていた男性をはねた。

男性は近くの病院へ収容されたが、全身強打が原因で死亡。クルマは現場から逃走したため、警察はひき逃げ事件として捜査を開始したが、周辺捜索していた署員が前部に衝突痕のあるクルマを発見。運転していた同市内に在住する82歳の男に職務質問したところ、事故への関与を認めたことから、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

聴取に対して男は「人をはねたことは間違いない」などと供述しているようだ。警察では逃走した動機を追及するとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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