インド鉄道がナレンドラ・モディ首相の重要視するインド最大級の都市を結ぶ高速鉄道について、その建設と営業のためにデリー・メトロ・レイルウェイ株式会社(DMRC)のような別会社の設立を検討している。エコノミックタイムスが報じた。
鉄道相のスレーシュ・プラブ大臣は先日、チェンナイ、デリー、ムンバイ、アハメダーバード、コルカタを結ぶ高速鉄道の進捗状況について責任者らと報告会議を行った。
ムンバイ-アハメダーバード間を結ぶ高速鉄道の開発には7000億ルピーが投じられる。
プラブ大臣はこうした高度な技術を要する開発計画に対しインド鉄道は専門知識を持たないと述べた。
DMRCのような別会社の設立は以前から検討されており、高速鉄道株式会社(HSRC)がRVNLの子会社として立ち上げられたものの、現在では同社も高速鉄道建設に必須の専門知識を持ち合わせていないと考えられている。
プラブ大臣は政府が一年の区切りとする5月26日までに詳細を決定したい意向だったが、JICAによる実行可能調査の報告が7月に提出されてから資金等の計画を詰めていくべきだと考えているようだ。