コンピュータシステムの企画、開発、製造、販売を手がけるイマジオムは、生産ラインや製造機械など工場内で発生するトラブルを監視するカメラシステム「TargetWatcher(ターゲット・ウォッチャー)」の機能を拡張した。
新たにXIMEA製の産業用カメラ「MQ003CG-CM」に対応したことで、毎秒500フレームの高速撮影が可能となった。これにより、トラブルの原因となる事象が一瞬のものであっても、撮影・記録して原因究明に役立てられる。
例えば、プレスくずがうまく排出されない、組み立て機械に材料が入らない、工作ロボットが部品をうまくつかめない、食品がうまくパッケージに入らないなどといったトラブルを撮影・記録。その映像からトラブルの原因を究明し、再発防止に結びつけることができる。
工場トラブルは、たとえ些細なものであっても生産効率の低下を招き損失へとつながる。大きなトラブルを未然に防ぐばかりか、生産性の向上のためにも、この監視システムは大きな武器となりそうだ。
TargetWatcherは、カメラとパソコンを接続することで工場内を監視できるシステム。約200万円から導入することが可能だ。