1955年のパリモーターショーでデビューしたシトロエン『DS』。その生誕60周年を記念した、「シトロエン DS 60周年ミーティング」が4月26日、ヤマハつま恋リゾート(静岡県掛川市)で開催された。主催はシトロエン DS 60周年ミーティング実行委員会。
シトロエンDSは戦前から生産されてきた『トラクションアヴァン』の後継モデルとしてデビュー。その先進的なデザインと、ハイドロニューマティックなどにより20年間、145万台余りが生産された。デザインは現在も古さを感じさせない秀逸なもので、イタリア人のデザイナー、フラミニオ・ベルトーニの手による。カーデザイナーでもある彼は彫刻家でもあった。
DSは、1999年に世界各国の自動車ジャーナリストや雑誌編集者の手によって開催された20世紀の名車ランキング、“カーオブセンチュリー”ではフォード『モデルT』、ミニに次いで3位になるなど、高い評価を得ている。
日本でも、日仏自動車や西欧自動車などにより多くの台数が輸入された。今回のイベントにも新車当時に輸入され、未だに現役で走る個体が複数参加していた。