アメリカ空軍は、アシュトン・カーター国防長官の日本・韓国訪問にあわせ、専用機として『E-4Bナイトウォッチ』を運航した。核戦争など、有事の際には「国家空中作戦センター」として運用されるもので、カーター長官の日本滞在中は横田基地に駐機していた。
E-4Bナイトウォッチは、ボーイング747-200型をベースにしている。有事の際にはアメリカ全軍の指揮を可能とする機能を有しており、機体には各種アンテナが目立つ。機体上部にある大型の突起は衛星通信用のSHF/EHFアンテナだ。
カーター長官が日本に滞在している間、E-4Bは横田基地(東京都福生市)でエンジンを回したまま待機していた。これも突発的な有事発生を視野に入れたもので、こうした運用を行うことも特徴のひとつ。韓国ではソウル近郊のオサン基地において同様の運用を行う。