ロンドン・ヒースロー空港は4月2日、国内線旅客施設使用料の大幅な引き下げを計画していると発表した。
旅客施設使用料は旅客が航空会社に支払う料金で、航空旅客税とは異なる。計画によると、来年1月から、国内空港に向かう場合は29.59ポンド(約5300円)から19.59ポンド(約3500円)、欧州の空港に向かう場合は29.59ポンドから24.59ポンド(約4400円)へ引き下げられる。
ヒースローは旅客施設使用料を引き下げるとと同時に、乗り入れ航空会社に課すNOx排出料金の引き上げを実施する。NOx排出量1kg分の料金を8.57ポンドから16.51ポンドに引き上げることで、航空会社に排気ガスや騒音が少ない航空機の運航を促す。
旅客施設使用料の引き下げにより、ヒースローは英国と海外をつなぐハブ空港として、国内線の利用者増、地方の活性化、英国全体の経済成長を目指すとしている。