携帯キャリア3社の「学割」を比較…長く使えば割引大きいソフトバンク

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 携帯電話や固定回線の見直しや買い替え時期でもある新生活シーズン。新料金プランやNTT東西の光回線卸「光コラボレーション」が始まったこともあってか、携帯キャリア各社の学割はこれまでとは少し違った形になっている。ここでは各キャリアの特徴をおさらいしつつ、家族で契約した場合の割引額について考えてみたい。

 まず、対象となるユーザーについて確認しておこう。ドコモの「U25応援割」は25歳以下のユーザー、さらに新規契約者であれば「U25応援特割」の適用も可能となっている。「auの学割」は、小学生以上で25歳以下または、指定の条件を満たす短期大学・大学・大学院などの学校に在籍する新規契約者が対象となる。ソフトバンクの「家族の学割」は、25歳以下の新規契約者であれば学生でなくても適用可能となっている。今年の学割は学生割引というよりかは、25歳以下の割引が中心になっているのが特徴といえる。各社とも学割対象者の家族が乗り換える場合の割引を用意しており、家族でキャリアを揃えるメリットは大きくなる。

 これまでの学割は中学生や高校生を見据えていたのか、割引期間が3年間というものが多かったが、今年の学割は割引期間の長さにも変化がある。ドコモは「U25応援特割」が1年間、「U25応援割」は25歳まで、auは2年間、ソフトバンクは25歳までの割引となっている。最近では小学生や中学生でも携帯電話を持つのは珍しくなくなっており、25歳までずっと割引となると、これを考えて比較する必要があるだろう。

 それでは細かい割引額を見ていこう。まず学割対象者本人の割引額について、ドコモは25歳まで割引額は月額540円(税込・以下全て税込)、これにデータ1GBがつき、データ1GBを1,080円と試算すれば月額1,620円相当の割引となる。さらに1年間に限り月額1,458円が割引されるため、初年度は月額3,078円相当の割引となる。auは2年間、月額1,620円の割引となる。ソフトバンクは25歳までずっと割引額は月額540円で、ドコモ同様データ1GBがつくため、これを1,080円とおけば月額1,620円相当の割引となる。

 家族の割引額は、ドコモが1年間月額1,458円、auが2年間月額1,620円、ソフトバンクは学割対象者が25歳まで継続して月額540円、データ1GBを含めると月額1,620円相当となる。

 まとめてみると、ドコモは学割対象者の1年目の割引額が月額3,078円相当と最も大きい一方、家族の割引額は1年間に限り月額1,458円と少なめだ。auは割引期間が2年間ではあるが、学割対象者、家族共に同額の割引を受けられる。ソフトバンクは学割対象者が25歳まで本人も家族も同額の割引が継続するのが特徴で、割引額もデータを含めると月額1,620円相当と大きい。

 特に子どもが小学生や中学生といった年齢から同じキャリアを使い続けることを想定すると、25歳まで継続して割引が受けられるソフトバンクの割引額が大きくなってくる。例えば家族3人で5年使い続けた場合、ソフトバンクの割引額は291,600円相当で、ドコモより141,912円、auより174,960円割引額が大きくなる。10年使えばドコモとの差は336,312円、auとの差は466,560円となる。もちろん今後料金プランの改定がないとは言えないが、学割対象者となる子どもの年齢が低ければ低いほどソフトバンクのほうが安くなる計算である。

 固定回線とのセット割やパケットを分け合う新料金プランを考えると、これまでのように2年や3年ではなく、長い期間、家族で同一キャリアを長く使いたいと思う人が多いだろう。固定回線も含め、各種割引をうまく活用して長く安く使えるキャリアにまとめたいものだ。ちなみに、学割の受付は各キャリアとも5月31日までとなっている。

各キャリアの学割、割引方式に変化……長く使うならソフトバンク?

《吉川 亮太@RBB TODAY》

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