日本IBMは、オートバックスセブンが、個々の顧客に適したマーケティングを迅速かつ効果的に進めるため、IBM製品群を採用した新しいマーケティング基盤を構築したことを発表した。
オートバックスセブンでは、「ポイントアップカード会員」をはじめとする会員サービスを提供し、アクティブ会員695万人が利用している。従来、各部署で顧客の購買データを収集・利用してきたが、2013年から、各種購買データの一層の活用と、オムニチャネルでのキャンペーンを迅速に展開する狙いで、マーケティング部門を再編。データ分析の一元化に取り組み、2014年11月、新しいマーケティング基盤を導入した。
新マーケティング基盤では、膨大な顧客データを蓄積する「PureData System for Analytics」、高度な分析により的確なセグメンテーションを可能にする「IBM SPSS Modeler」「IBM SPSS Statistics」を採用、さらに、個々の顧客にパーソナライズ化した情報を提供する基盤として、「IBM Campaign」と「IBM Mobile Push Notification」を採用した。
オートバックスセブンでは新マーケティング基盤の導入により、より高度で高速なデータ分析を実現。セグメンテーションの精度を向上させ、顧客に身近なスマートフォンに的確な情報提供することで、例えば、あるキャンペーンでは、開封率が25%、コンバージョン率が55%向上するなど、高い成果を実現している。