メルセデス、米国に新工場…主力商用車の スプリンター 次期型を生産へ

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現行メルセデスベンツ スプリンター
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  • メルセデスベンツ スプリンター

ドイツの高級車メーカー、メルセデスベンツの商用車部門は3月9日、米国にサウスカロライナ州におよそ5億ドル(約610億円)を投資して、商用車の新工場を建設すると発表した。

この新工場は、サウスカロライナ州のチャールストンに建設されるもの。メルセデスベンツの主力商用車のひとつ、『スプリンター』の次期モデルを組み立てる。

スプリンターは、最大積載量3.5トンクラスの欧州商用車のベストセラーモデル。2代目に当たる現行型は、2006年に発売された。スプリンターには、バン、ピックアップトラックなど、用途に応じたバリエーションを設定。

メルセデスベンツが米国に新工場を建設するのは、北米を中心としたNAFTA地域で、スプリンターの販売が伸びていることへの対応。スプリンターは、およそ20年間の歴史を持つ。現在では、世界の約130か国で販売。米国はドイツに次いで、世界第2位の販売を占める。

そのため、メルセデスベンツは、米国サウスカロライナ州のチャールストンに商用車の新工場を建設。2016年からの次期スプリンターの生産に備える。次期型は、ドイツ2工場と米国1工場の3工場で、組み立てられることになった。

《森脇稔》

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