マレーシア人の半数、ベテラン政治家辞任&世代交代を望む

世論調査機関のムルデカ・センターと「マレーシアン・インサイダー」が実施した調査によると、2分の1のマレーシア人がベテラン政治家に対して、権力ある地位を譲り、世代交代するために辞任して欲しいと考えていることがわかった。マレーシアン・インサイダーが伝えた。

エマージング・マーケット 東南アジア

世論調査機関のムルデカ・センターと「マレーシアン・インサイダー」が実施した調査によると、2分の1のマレーシア人がベテラン政治家に対して、権力ある地位を譲り、世代交代するために辞任して欲しいと考えていることがわかった。マレーシアン・インサイダーが伝えた。

同調査は1月21日から30日にかけ、21-30歳の1,008人を対象に行ったもの。最も辞任するべきとの回答が多かったのは、野党連合・人民同盟(PR)を率いるアンワル・イブラヒム元副首相で、回答率は62.6%に上った。次いで多かったのは、民主行動党(DAP)のリム・キッシャン顧問(58.3%)だった。それにナジブ・ラザク首相(49.7%)、汎マレーシア・イスラム党(PAS)のアブドル・ハディ・アワン党首(46.6%)、ムヒディン・ヤシン副首相(42.5%)が続いた。

民族別でアンワル氏への辞任を求める回答が最も高かったのは、マレー系で71.2%に上った。中国系は50.3%、インド系が48.1%だった。一方で野党連合・人民同盟(PR)支持者では、52.5%がアンワル氏に辞任して欲しくないと回答した。

ナジブ首相については、与党連合・国民戦線(BN)の支持者56.8%が辞任して欲しくないと回答した。

広瀬やよい

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