宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2月5日午後9時50分に、国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」日本実験棟からブラジル国立宇宙研究所(INPE)、ブラジル航空技術大学(ITA)が開発した超小型衛星AESP14が放出されたと発表した。
放出は、筑波宇宙センターの「きぼう」運用管制チームからのコマンドにより実行された。
今回で小型衛星放出機構(J-SSOD)を使用した放出としては3回目(10基目)、「きぼう」からの超小型衛星放出は6回目(56基目)となった。
J-SSODは、CubeSat規格の超小型衛星を、「きぼう」のエアロックから搬出して放出機構で打出し、軌道に乗せるため、JAXAが開発した機構。
AESP14は、1月12日にドラゴン補給船運用5号機(SpX-5)でISSに運ばれ、1月29日に「きぼう」のエアロック内にセットされ、2月4日には「きぼう」エアロックの減圧が行われ放出準備を行ってきた。
今後、ブラジルの宇宙機関がAESP14を運用する。