JAXA、ISS「きぼう」の利用状況と今後の予定を公表…NASAの観測装置設置に向けた準備を開始

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国際宇宙ステーション 日本実験棟「きぼう」
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宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」日本実験棟の利用状況と今後の予定を発表した。

船内では、NASA(米航空宇宙局)の超小型衛星の放出後作業を12月1日、3日に実施したのに続いて、12月17日にも作業する。

高プラントル数流体のマランゴニ振動流遷移における液柱界面の動的変形効果の実験的評価を行う実験の準備作業を12月1日に実施した。

重力による茎の形態変化における表層微小管と微小管結合タンパク質の役割を調べる実験を12月5日から開始した。実験は15日まで。

4回目となる、微小重力環境下における混晶半導体結晶成長実験は、12月6日に終了した。この実験の関連作業を12月18日も実施する。

ES細胞を用いた宇宙環境が生殖細胞に及ぼす影響研究に関する実験で、関連作業として放射線線量計をサンプルと同じ冷凍・冷蔵庫に格納する作業を12月19日に行う。

タンパク質結晶生成宇宙実験Demoの関連作業を12月20日に実施する。「JAXA PCG Demo」では、JAXAのポータブル冷凍・冷蔵庫を利用し、4度でのタンパク質結晶化実験の技術検証を行う。

NASAの観測装置「Cloud-Aerosol Transport System」の設置に向けた準備作業を12月21日に実施する。

《レスポンス編集部》

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