ドイツの自動車大手、ダイムラーと、中国の北京汽車(BAIC)は10月10日、提携関係を強化すると発表した。
2006年、ダイムラーは、北京汽車との間で、中国合弁会社の北京ベンツを設立。2006年からメルセデスベンツ『Eクラス』を、2008年から『Cクラス』を現地生産している。2011年11月からは、『GLKクラス』も生産車種に加わった。中国専用のEクラスのロングホイールベース仕様も組み立てている。
2014年3月、ダイムラーと北京汽車は、メルセデスベンツの中国生産能力の引き上げで合意。北京ベンツの現地工場におよそ10億ユーロを追加投資し、車両およびエンジンの製造ラインを拡張するとしていた。
今回、ダイムラーと北京汽車は、提携関係をさらに強化すると発表。具体的には、中国において、メルセデスベンツの小型車の現地生産を拡大する。これは、2015年初頭に開始される『GLAクラス』の現地生産に続く形となる。
ダイムラー取締役会のディーター・ツェッチェ会長は、「今日の契約は、ダイムラーと北京汽車の長期に渡る提携関係を示すもの。中国市場での将来に、自信を持っている」と述べている。