スバルは、8日、群馬県太田市にある矢島工場のビジターセンターの来場者が100万人を突破したことを記念したセレモニーが開催された。大河原正喜工場長にビジターセンターの役割や今後について聞いた。
「ビジターセンターの9割が小学生ということで、日本のものづくりの大切さを伝えることがひとつの大きな役割だと思っています。約10年で100万人達成ということで、一定の成果として評価したいと思っています。今後も、このペースを維持して、地域の子供たちに利用してもらえればと思います。また、展示内容のアップデートは適宜継続していくつもりです。」
このように答える大河原工場長は、100万人達成の感想として「感無量」と述べた。
ビジターセンターの来場者はほとんどが地域の子どもたちだそうだが、一般の見学も可能(10名以上から)だという。遠くは海外からの見学者も訪れるといい、米国、エチオピアなどからの見学もあるという。
矢島工場の見どころは、という質問には
「工場の自動化など設備は他の工場と比べて大きな違いはありませんが、TMP(Total Productive Maintenance)活動による現場の力をみてください。」
と答えてくれた。日々のカイゼンの取り組みや、働いている人の作業や表情など働き具合が矢島工場の魅力ということだ。同工場には、2交代でおよそ2800人が働いているという。その生産力は1600台/日と、ほぼ1分に1台の車をラインオフさせている。矢島工場で製造している車種は『レガシィ』、『インプレッサ』、『フォレスター』、『エクシーガ』、『XV』の5車種だそうだ。