日本政府観光局(JNTO)が発表した上半期の訪日者数統計によると、マレーシアからの訪日者数は前年比62.5%プラスの11万6,200人となり、過去最高を記録した。
6月単月では、前年比73.4%大幅増の1万7,000人となり、6月として過去最高を記録した。
JNTOによると、査証免除の効果に加え、旅行博での販売促進や航空会社との共同プロモーションが訪日マレーシア人増加に寄与した。6月28日から始まったラマダン(断食月)前の家族旅行需要も増加した。
JNTOは、今後のマレーシアにおけるプロモーションとして、現地のムスリム系人気タレントを起用したテレビ番組を作成し、日本の観光魅力や日本国内のムスリム対応を紹介する。9月にはクアラルンプールでマレーシア旅行代理店協会(MATTA)により開催される「MATTAフェア」に参加し秋の旅行需要の取り込みを図る。
世界全体では、上半期の訪日者数は、前年比26.4%増の626万400人となった。これまで過去最高だった前年上半期を130万人あまり上回った。6月単月では、前年比17.3%増の105万7,100人となった。
JNTOは、訪日外国人旅行者2,000万人達成に向けて、戦略的にプロモーションを実施していく方針だ。





