日産自動車の中国法人は8月7日、7月の中国における新車販売結果を明らかにした。
商用車や、輸入車、現地合弁の東風日産(一部車種)を含めた7月の総販売台数は、約7万9500台。前年同月比は12.3%減と、6か月ぶりに前年実績を下回った。
中国では2012年9月中旬、日本政府の尖閣諸島国有化発表に反発する大規模なデモが発生。その後、日本車に対する買い控えの動きが起きた。しかし、現在では、その影響はほぼ解消する。
日産の7月の中国販売は、前年同月比が12.3%減。4月の14.7%増、5月の3.1%増、6月の11.1%増に対して、2桁のマイナスと落ち込んだ。これは、現地合弁の東風日産の販売が不振だったため。東風日産の7月実績は、前年同月に対して、18.6%減少した。
日産の2014年1-7月の中国新車販売は、前年同期比10.7%増の約69万9900台。日産は2013年、中国で前年比17.2%増の126万6200台を販売。2014年の販売目標台数については、前年比10.6%増の140万台以上を掲げている。