【プトラジャヤ】 燃料や電気料金の値上がり、外国人労働者への最低賃金制度の適用などによるコストの上昇で、中小企業(SME)は存続の危機に瀕していると、ザ・スターが報じた。
マレーシア中小企業協会(SMIA)のテー・キーシン会長によると、SMEの利益マージンは3-8%ほどで、低付加価値な事業で様々な産業を下支えしている。そして、コストの上昇により、SMEの利益は2-5%縮小しているという。
36社のSME協会会員企業が15日、首相府省のウィー・カション氏と会合を行った。会合でSMEは外国人を雇用する際の問題を解決するためのワンストップセンターの設立を求めた。マレーシアの労働人口は1,200万人ほどだが、人材が不足しているという。
物品・サービス税(GST)についてはSMEの61%が十分な知識を持っていないことから、SME協会はGSTの知識を広めるようなブリーフィングを行うべきと提案した。