マレーシア サバ州センポルナ沖のマブール島で12日夜、海上警備にあたっていた警察官が武装グループの襲撃を受け、銃撃戦となり1人が死亡、1人が誘拐された。
センポルナでは同じ犯人グループと見られるグループにより、中国国籍の男性などが誘拐される事件が起きていることから、フィリピン南部を拠点とするイスラム過激派組織、アブサヤフによる犯行と見られている。
ザヒド・ハミディ内務相は、サバ東部保全司令部(Esscom)がサバ州周辺の海域において警戒警備を強化したことに対する報復として、武装グループが襲撃してきた可能性があるとの見解を示した。
死亡したのはアブドル・ラジャ・ジャムアンさん(32)。誘拐されたのはザキア・アレイプさん(31)で、行方はまだわかっておらず、武装グループからはまだ身代金などの要求はない。
マブール島はダイビングで有名で、国内外から多くの人が訪れている。