新政府は来週にも、インドのライフラインである鉄道の総点検計画を発表する見込みだが、これには数百億ドル単位の投資が必要であるとエコノミックタイムスが伝えた
ヒマラヤの麓から南の海岸まで網羅するインドの鉄道は世界的に見ても最も大規模なもののひとつだが、自動車の普及と格安航空会社の乱立により、過去30年間にわたって政府からは重要視されてこなかった。
鉄道は12億人を抱えるインドでの長距離旅行においては未だ主流の移動手段であり、一日に230万人が利用している。
前政権の下では運賃の安さから毎月1億5千万ドルの損失を出していたが、モディ政権になるとマニフェストの一つとして鉄道の安全性とネットワークの改善を掲げ、旅客鉄道の運賃を14.2%、貨物鉄道は6.5%値上げした。
さらに今後10年間で、鉄道のネットワークを広げ安全性を高めるには400億ドル以上の費用がかかるだろうと見られている。