福井県警は6月29日、福井県福井市内で乗用車を無免許で運転したとして、66歳の男を道路交通法違反(無免許運転)の現行犯で逮捕した。1980年に違反累積で免許が取り消されてから、約34年間に渡って無免許運転を繰り返していたとみられる。
福井県警・福井署によると、逮捕された男は6月29日の午後2時20分ごろ、福井市定正町付近の市道で乗用車を無免許で運転した疑いがもたれている。
付近で同署員が交通検問を実施していたところ、男が慌ててシートベルトを着用した様子を確認。停車させて免許証の提示を求めた際に無免許が発覚した。男が免許取消になったのは1980年で、以後34年間に渡って日常的に無免許運転を続けてきた疑いもある。
聴取に対して男は「同乗者が疲れたと言ったので、たまたま運転を変わっただけだ」などと供述。逮捕された際の無免許運転は認めつつ、日常的な運転については否認しているようだ。警察では同乗者からも事情を聞くとともに、男を厳しく追及。無免許運転の実態解明を急ぐ方針だ。