世界銀行は今年、先進国経済の状況改善の恩恵が下支えとなりマレーシア経済が5.4%成長すると予想している。来年は4.6%の成長となる見込み。
世界銀行はマレーシア政府が推進している補助金合理化プログラムを高く評価しており、特に現在検討が行われている所得制限などを設けた新たな燃料補助プログラムを有効であると見込んでいる。
世界銀行のマレーシア担当者は、政府の補助が貧困層など支援を必要とする層をターゲットとすることが重要と指摘している。世界銀行は2014年度版マレーシア経済モニターで、経済のけん引役である国内需要は今後向かい風に立ち向かうことになると予想。補助金削減や増税、金利上昇や一般家計の予算緊縮などが影響するとした。