マレーシア航空、広胴型機の統一計画を棚上げ…輸送能力過剰を回避

経営難に苦しむマレーシア航空(MAS)は、広胴型(ワイド・ボディー)機の統一計画を棚上げする方針だ。

エマージング・マーケット 東南アジア

経営難に苦しむマレーシア航空(MAS)は、広胴型(ワイド・ボディー)機の統一計画を棚上げする方針だ。

MASグループのアハマド・ジャウハリ・ヤフヤ最高経営責任者(CEO)によると、当初の計画では保有機材の一新を進めるため既存のボーイングB777-200ERをエアバスA330と入れ替え、地方路線にはATRのターボプロップ機を使用する予定だった。3年前から計画は進められてきたが、輸送能力過剰を避けるために計画を棚上げすることになった。

MASは2015年末までに狭胴型(ナローボディー)の小型ジェット機、ボーイングB737-800型機8機の受領を予定しており、機体の刷新計画が完了することとなる。最新の機材を投入することで15~18%の燃料削減が可能となり、航続距離も伸びる。MASは現在151機の航空機を所有している。

千田真理子

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