メルセデスベンツの高性能部門、メルセデスベンツAMGが2014年4月、ニューヨークモーターショー14でワールドプレミアした新型『S63 AMGクーペ』。同車の最新映像が、ネット上で公開されている。
同車は2014年3月、ジュネーブモーターショー14で発表された新型『Sクラスクーペ』の頂点に立つ高性能グレード。ラグジュアリー志向の新型Sクラスクーペだが、AMG版のS63 AMGクーペでは、驚異的なパフォーマンスが追求されている。
新型S63 AMGクーペのハイライトは、エンジン。「V8 BITURBO」と呼ばれる5461ccの直噴V型8気筒ツインターボエンジンは、新型『Sクラス』の『S63 AMG』譲りのユニット。最大出力は585ps/5500rpm、最大トルクは91.8kgm/2250-3750rpmを引き出す。先代の『CL63 AMG』に対して、最大出力は41ps、最大トルクは10.2kgmも強化された。
トランスミッションは、7速デュアルクラッチのAMGスピードシフトMCT 7。駆動方式は、FRと4WDの4マチック。新型S63 AMGクーペは、車両重量がおよそ2トンあるが、0‐100km/h加速4.3秒(4マチックは3.9秒)、最高速は250km/h(リミッター作動)の動力性能を実現する。
5月末、メルセデスベンツAMGは、新型S63 AMGクーペの最新映像を、公式サイトを通じて配信。『パフォーマンスアート』と題して、暗闇を切り裂くように疾走する新型の姿を伝えている。