今年2月に香川県高松市内の国道11号で発生した車両9台が関係した多重衝突事故について、香川県警は26日、追突車を運転していた46歳の男を危険運転致傷容疑で逮捕した。事故前に脱法ハーブを吸引し、酩酊状態だったという。
香川県警・高松南署によると、問題の事故は2014年2月23日の午後8時30分ごろ発生している。高松市栗林町1丁目付近の国道11号で信号待ちの車列に対し、後ろから進行してきた乗用車が突っ込み、車両9台が関係する多重衝突に発展。被追突側の7人が打撲などの軽傷を負った。
追突車を運転していた同市内に在住する46歳の男は酩酊状態。事故後に意味不明の言動を繰り返していたことから調べを進めたところ、事故前に脱法ハーブを吸引していたことが明らかになった。
男は任意の事情聴取でも「ハーブを吸った」などと供述しており、警察は「薬物影響で正常に運転できる状態にはなかった」と判断。男を危険運転致傷容疑で逮捕した。引き続きハーブの入手ルートなどを調べていく方針だ。